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町長室へようこそ No.11

滝上100年記念の一大イベント、「NHKのど自慢生放送」が5月25日盛会裏に終了しました。会場準備は1週間前から始まり、舞台の台枠は遠軽町・紋別市から、椅子も不足分を道都大学で使っていたのをお借りしました。舞台照明を吊るすための天井からのベルト架けは、とび職がスポーツセンターの梁に上がり、わずか1時間ほどで作業を終えたそうで、現場にいた職員も高所での技に感心しきりでした。全国放送ですから舞台設営・照明・音響・カメラ・ディレクターなど実に90人というNHKスタッフの方々と、駐車場・会場整理など大勢の町民の皆さんのお手伝いをいただきました。
前日の予選会は700人もの観客で埋まり、生演奏をバックに、衣装や振り付けに工夫を凝らしたパフォーマンスが続く本番さながらの雰囲気で、170組の歌を聞くことができました。我が滝上町からは熱演の結果4組の本選出場となりましたが、本選では惜しくも鐘2つでした。途中突然の雷雨がありましたが、屋根にあたるすごい雨音も、テレビでは気にならなかったようです。生放送終了後のショーでは、前川清とクールファイブの皆さんのトークの面白さ、岩崎宏美さんの透明感ある声に会場の皆さんも大満足でした。各地にいる滝上出身者やゆかりのある方々にとっても、ふるさとからの生放送は良い記念になったものと思います。
STVラジオ公開録音の記念写真
翌週の6月1日にはもう一つのビックイベント、八代亜紀さん・石原詢子さんと喜瀬ひろしアナウンサーという豪華な顔ぶれによるSTVラジオ公開録音が「滝上公園」でおこなわれました。遠くは軽井沢や稚内、釧路、札幌から2500人ほどの観客が集まりました。「雨男」の異名で有名な喜瀬アナウンサーだそうですが、この時はちょうど良い日差しと気温で、八代亜紀さんの「雨雨ふれふれ・・・」も天気には影響がありませんでした。ステージと観客との距離が近く、かぶりつきで実物を見ることができ、大いに盛り上がったひと時でした。石原詢子さんのCD販売には本人の握手サービスもあり行列ができる盛況でした。八代亜紀さんからは芝ざくらが大好きで、別荘に芝ざくらを植えているのですが、うまく付かないので指導してほしいと救援コールもありました。これを機に滝上の芝ざくらも大いに宣伝してほしいものです。それにしても大演歌歌手、たっぷりと聞きほれました。

上田札幌市長夫妻との写真芝ざくら期間中多くの方が滝上を訪れましたが、芝ざくらともう一つの見所である渓谷「錦仙峡」を訪れたのは、郷土作家の小檜山博さんの紹介で訪れた上田札幌市長ご夫妻です。公園の上からの眺めも感動していましたが、遊歩道の散策では日ごろの激務から離れリラックスされた様子でした。鴻上昭子さんの案内で熊笹のいわれや草花の説明に花の好きな夫人も熱心に聞き入っていました。「夫婦の滝」では途中から流れが二つに分かれているのを見て、市長が「夫婦別れの滝だね」。アキさん「今はやりの熟年離婚ですかね」。市長「むすぶ手の 雫ににごる 山の井の 飽かでも人を 別れぬるかな」(紀 貫之)と、とっさに短歌が出てくるあたりは流石でした。夫人はことのほか渓谷が気に入ったらしく、秋には友人を誘って必ず来たいと話されていました。図書館の小檜山コーナーにも立ち寄り、多くの資料に目を通していました。3時間ほどの滞在でしたが、小説に出てくる町の印象とはいささか異なる青空と緑いっぱい、豊かな空気と芝ざくらが町の壁紙のように定着した風景は「おみごと」との礼状をいただきました。

先日滝上出身で大阪に住んでいる方から「滝上町のホームページと町長室へようこそをいつも見ています」と言われ、遠くにも愛読者がいることにインターネットってすごいなとあらためて励まされる思いです。100年記念の2つの大行事が無事終了しほっとしています。NHKさん、STVさんこのたびは大変お世話になりました。またお手伝いいただいた町民の方々・職員の皆さんお疲れ様でした。感謝申し上げます。

滝上町長 長屋 栄一

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