町長コラムNo.3 「アウトドア」
越知町 児童・生徒の交流
7月27日から29日の2泊3日の行程で、小学5年生と中学2年生の交流事業の団長として越知町に行ってきました。真夏の四国の暑さを体全体で感じながら、自然、文化、歴史の違いなどを、児童・生徒・引率者の全員で体験し学んできました。中でも私が特に注目したのは「アウトドアなまち」を目指す越知町の取組みでした。これは、まちぐるみで、山・川・里などの自然を活かした環境整備を推進し、自然に触れることで心豊かな生活を営むことを目指すものです。仁淀川をフィールドとした川遊びでは、地元のガイドと一緒にラフトボートや釣りなどを楽しみましたが、特に、仁淀川の水の透明感と川遊びに興じる地元の子ども達の楽しそうな姿が印象的でした。また、横倉山の登山では、決して北海道ではお目にかかれない杉の巨木や、800年以上前に建立された杉原神社など、歴史と文化の違いに圧倒されるばかり。参加者皆、アウトドア体験を通じて、越知町の魅力と滝上に無い非日常を大いに感じた瞬間がそこにはありました。とはいえ、滝上に帰ってきた時の安心感、これに勝るものはないと改めて感じ、日常の滝上も改めて好きになったところです。今年の交流事業も、郷土愛と絆がより一層深まったことは言うまでもありません。森のこどもの村
8月10日、森のこどもの村の聖地キャンプ場「熊出の沢」に行ってきました。実は、代表の鈴木豪さんは滝西小学校出身で私と同じ学年です。当時、白鳥小学校に通っていた私は、3か月に一度開催される複式4校(当時の滝西小、滝下小、札久留小、白鳥小)の合同学習などで交流し、中学校では同じクラスでもあり、鈴木さんとは旧知の仲です。5月13日に95歳で亡くなられた徳村彰さんの後継として森のこどもの村の代表になり、キャンプ期間の8月上旬から中旬にかけて、遠く西表島から滝上に駆けつけてくれました。このキャンプの特徴の1つ目は、多分、滝上で最も歴史のあるアウトドアな活動であること。2つ目は、子どもの頃にキャンプに参加していた方々が大人になり自分の子ども達を連れて再び参加している割合が多いこと。そして3つ目は、キャンプの情報は口コミ・人づてだけなのに、毎年100名前後の参加者がいることです。こうした取組みを継続的に企画し実施している森のこどもの村の関係者の皆さんには、心から敬意を表します。そして来年も、熊出の沢は、きっと、キャンプの参加者で溢れることでしょう。
▲森のこどもの村訪問の様子