町長コラムNo.6 「東京出張中のはなし」
移動中の飛行機の中
10月31日、出張で紋別空港から羽田空港に移動中の飛行機の中の話です。隣の席に座っていた女性が何やら陽殖園のパンフレットをご覧になっていました。声をかけ確認すると、清水さんという方で、10月28日から29日にかけて陽殖園の「日帰りモミジ狩」を楽しんだ後の帰路とのことでした。清水さんが滝上を訪れたのは3回目で、今回は3名の知り合いの方々と滝上町で合流し、渓谷遊歩道や郷土館なども満喫されたようです。今年の春まで滋賀県で進学塾の講師も務めていたそうですが、都合により辞めてこれまでよりも時間ができたそうです。また来年も滝上に来ていただくことを約束して、羽田空港でお別れをしました。その10日後、清水さんからお手紙が届きました。備忘録もかねて旅の記録を自分で記し、知り合いに方々に贈っているそうです。その内容を読ませていただくと、誰が見返しても旅の様子がわかるものであり、私自身の旅の思い出としても貴重な思い出となりました。また来年もお会いしたいものです。全国若手町村長会
11月15日、全国町村長大会の参加の為に、東京に行ったときの話です。大会開催前に、別会場で行われた全国若手市町村長会の設立総会に参加しました。これは、就任した時点で49歳以下の町村長が組織する会で、全国39名の首長が参加して設立総会が行われました。この会の目的は、若手町村長同士が共に本音で研鑽し、参加者でつくるネットワークを活用して、地域課題の解決や活性化に取り組むことを目的としています。全国から集まった首長は多種多様で、それぞれの町村の自慢をする方もいれば、自身の長所を強調する方などがいましたが、全員に共通して言えるのは「我が町が大好き」。それぞれの町が大好きだからこそ、地域住民の幸せのため、地域の持続化のために集まってきたことが分かりました。私もそうですが、それぞれの首長は、行政を司るものであり、政治家であり、そして一人の住民です。こうした会に所属し、地域の課題と自らの悩みなどを共有し解決のヒントを得ることは必要だと感じました。日本全国に散らばるやる気に満ちたメンバーに刺激を受け、私も今後、情報交換を密にした活発な活動に参加していきたいと思ったひと時でした。