町長コラムNo.7 「新年のはじまり」
能登半島地震
今年は1月1日の能登半島地震が発生し1月12日現在で213人が亡くなり、2万人を超える方が避難生活を余儀なくされています。1月2日には能登半島の被災地に向けて飛び立つ航空機が旅客機と衝突し5名の方が亡くなりました。被災された皆様とその家族の方々に心から哀悼の意を表します。さてこうした災害や事故ですが、北海道の大規模な地震でいえば今から7年前の2018年に発生した北海道胆振東部地震、全国では今から9年前2016年の熊本地震が思い返されます。航空機事故は1994年名古屋空港で中華航空の旅客機が墜落・炎上し264名が亡くなった事故から30年経過しています。数年に一度、数十年に一度の割合で発生している自然災害と事故が、元旦から2日続けて発生した新年のはじまりは、決して忘れることなく私たちの記憶に刻まれました。
遠く滝上からも被災地に思いを馳せながら、義援金などの支援に参加することもできます。そして何より大切なのは、被災していない私たちは、通常通りの生活を過ごし、通常通りの仕事や学業に励むことだと思います。日本で困っている地域があるからこそ、まずは離れた滝上の町民が元気に過ごし、その活気が能登半島に届けば良いなと思います。
ケアハウス新年会
1月10日、ケアハウスで4年ぶりに開かれる新年会に招かれ、皆さんととても楽しい時間を一緒に過ごしてきました。まず、会に先立ち挨拶をさせていただきました。挨拶の一つ目の話題は、1月31日を迎えると、滝上町内での交通事故死ゼロの記録が3000日を向かえるため、歩行する方も自動車に乗る方も、今一度気を引き締めてほしいこと。2つ目の話題は、ケアハウスの新年会について、このコラムで取り上げることを約束しました。きっとケアハウスの皆さんは、このコラムを読んで約束を果たしたかどうか確認しているに違いありません。さて、この新年会は職員の皆さん総出で、料理を作ってくれる方、総合司会、余興、カラオケ担当など、ケアハウスが一体となった熱いイベントでした。大抽選会では、「当たらなかった人に運が無いのでははく、くじを引いた理事長と町長の責任」と非常に重い責任を課せられた中で、当選した方々が皆笑顔で景品を受け取る姿に私もうれしさを覚えました。カラオケでは皆さん思いのままに熱唱を繰り広げ、新年会も終盤を迎えた頃、私も歌うことに。実は喉の調子が思わしくなく、ガラガラ声で会場の皆さんには聞き苦しく迷惑をかけてしまいましたが、私としては歌い切ったことに満足した瞬間でありました。そして、入所している皆さんからは、励みになる声もたくさん寄せていただき、また次の機会にも参加したいと強く思った、新年会の一時となりました。
ケアハウスの皆さん、ありがとうございました。
