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町長コラムNo.13 「第3回目の町長カフェ開催」

【第3回目の町長カフェ開催】

 6月29日、今年初めての30度超えの天気の中、図書館で町長カフェを開催し、10名の方と町政の事や、最近の話題などについてコーヒーを飲みながら気ままにお話をしました。
恒例となった近況報告では、まずは私から、国民健康保険診療所の新たな常勤医師が7月1日から勤務することが決まったことと、芝ざくらまつりの入り込みが33,315人で昨年よりも増えたことを報告しました。その中で、今年の芝ざくらまつりに来た多くの方が、年代を問わずにスマートフォンを活用し、SNS等で滝上の情報を入手して来町しており、今後もSNS等による情報の発信の強化が必要である考えを皆さまに伝えましたが、
・最近実施された町のアンケートでは、スマートフォンを持っていない方は参加できない
・商工会女性部のスマホ教室の開催はありがたく今後も続けてほしい
などの意見が寄せられました。私の認識では、数年前に比べるとスマートフォンの所有率、基本的な操作をできる方の割合は上がっていると思っていましが、今回のカフェで、スマホを所有していない方に対してのフォローと、基本的操作の習得についての対策がまだまだ必要であることを改めて認識しました。他にも多くのお話があり、
・今年は鳥の鳴き声がたくさん聞こえ自然に囲まれた生活をしている
・観光客は郷土館を認識しづらいため、工夫をすれば郷土館の素晴らしさがみんなに伝わる
・滝上は食べられる山野草に溢れていて素晴らしい
・こども園の子どもたちは元気に溢れ、滝上の将来は明るい
・令和6年度に建設する合葬墓の運用方法については研究してほしい
・若い時に滝上を離れ77歳で滝上に戻って来たら、やっぱり良い所だと思う
など、参加した皆さまそれぞれの近況報告や考えを聞かせていただきました。
 今回のカフェにおいては、映画「カムイのうた」の上映会(8月6日午後6時30分から文化センター)開催についても参考意見をいただきました。この映画は、アイヌとして生まれた主人公テルの物語で、大正6年(1917年)、アイヌとして初めて女子職業学校に入学するも土人と呼ばれ理不尽な差別といじめを受ける毎日を過ごしましたが、東京のアイヌ語研究の第一人者である兼田教授の強い勧めで、ユーカラを文字で残すことに没頭していく生き様について描かれています。この映画は、制作した東川町の配慮により、滝上町での上映が実現することとなりましたが、この機会に多くの皆さまに、アイヌ文化や本町の歴史認識を深めていただきたいと思います。
 また、4月から6月までの町の出来事について、みんなで振り返りました、その中で、4月25日に報道された消滅可能性自治体の話に及び、町として未来に向けて強い町をつくるためにも、担い手対策や働いた方々が住み続ける取り組みを進める必要性について意見が出ました。町の将来を切り開くために、現在の滝上を支える人材の育成と確保が重要であることは、私も常々申し上げていますが、早急な取り組みが必要であることを再認識しました。
 上記の他にも、たくさんのアイデア・改善点などを皆さまからお聞かせいただき、今後の町政における貴重なヒントを得ることができました。次回は、9月21日(土)午後2時からの開催となります。皆さまのお越しをお待ちしております。


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 このコラムについて、町民皆さんのご意見やご感想などをお待ちしております。それでは、また、来月号でお会いしましょう。
 

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