町長室へようこそ No.15
100年祭記念式典

アトラクションでは中学校・滝高校生の合同演奏、合唱、ヨサコイソーラン演舞が披露され、特にヨサコイは高知が本場ですから越知町の方々にはことのほか喜ばれ、吉岡町長からも感激の挨拶をいただきました。滝高生には表彰・会場案内・駐車場誘導など全校挙げてお手伝いをいただきました。町民憲章朗唱をしていただきました小学生・中学生のみなさんと合わせ、100年の節目の式典で若い世代が大きな役割を果たしてくれたことに感謝申し上げます。また高校2年生舘岡美菜さんの未来へのメッセージでは、「変わることがいいとは限らないし、変わらないことがいいこととも言えませんが、私は滝上町の変わることのない静かな星のきれいな夜が好きです。人の元気がなくなれば町も元気がなくなる。人が元気であり続ければ、滝上町が明るく発展していく、10年、20年後も緑と花で彩られている町であってほしい」と、町の将来を思う若者の純粋で真摯な言葉が語られ、大人の我々も身を洗われる思いで聞きいり、私も思わず胸を熱くしました。式典終了後、滝上町の式典は小中高生の活躍が素晴らしかったと、感動で涙があふれてきたと語る参加者が何人もおりました。児童生徒の皆さんの活躍に、わたしも滝上町の未来を託す自信が湧いてきた式典でした。



六曲一双屏風

この時、先生は大小50点におよぶ書を揮毫され、町、教育委員会を始め渓樹園、滝上リハビリセンターなどにも寄贈、収蔵されました。この揮毫会の後、是非とも大作のご揮毫をとの声が大きくなり先生もこれを快くお引き受けいただき、「滝上町100年祭」を迎える今年、記念として寄贈されたものです。
漢詩の題材となった「叙意一百韻」は、大津先生が敬慕してやまない郷土福岡の偉人で、陰謀により大宰府に左遷され、いまから1100年前に一生を終えた菅原道真公が自らの波乱の生涯を回顧して詠い上げたもので、「詩的遺言」と言われています。菅原道真は学問の神様としても有名でありますが、天皇を補佐する右大臣まで上り詰めた政治家でもあり、また日本史上最高とたたえられるほどの漢詩人でありました。
文字数は偶然にも100文字で、100年記念祭にあたり道真公の重厚な漢詩の屏風は、特別な縁(えにし)を感じるものです。しばらくの間、文化センターロビーに展示していますのでご覧ください。この屏風を滝上町の大事な宝として、今後催事の折に使いたいと考えています。
渓谷の紅葉も見ごろを迎えました。朝夕冷えてきますので、風邪などひかぬようにお過ごしください。
滝上町長 長屋 栄一
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