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町長室へようこそ No.35

ドクターヘリ第一号 日赤へ飛ぶ

ドクターヘリに患者を乗せようとしている写真8月3日、滝上からは初めてとなるドクターヘリによる患者搬送がありました。町内の男性が早朝に体の変調を訴えて国保病院へ救急車で運ばれ、旭川日赤病院にドクターヘリの出動を要請しました。その後日赤の通信指令室と消防支署との間で着陸場所を打ち合わせ、スポーツセンター駐車場をヘリと救急車の合流場所にし、9時45分に到着、医師の綿密な引き継ぎののち患者さんを乗せ10時00分に離陸しました。滝上旭川間を20分で結びます。
ドクターヘリには日赤の医師・看護師が塔乗し、高度な医療機材も備えられており、操縦士・整備士の他に家族2名まで乗ることができます。
ただこれまでも3回ドクターヘリを要請しましたが、浮島峠の天候不良により滝上まで飛来することができませんでした。気象条件に左右されるものの、緊急に高度医療を必要とする場面では大きな活躍をすると期待されています。

霊園の草取り奉仕に感謝

霊園前で草取りをする参加者の写真8月3日、恒例になっているお盆前の霊園の草取りに長寿クラブ連合会・寿大学の大勢の皆さんが参加してくださいました。今年の7月は本州の梅雨のような日が続き8月に入ってやっと天気が良くなり、当日は中央の花壇を中心に雑草の抜き取りをしていただきました。行政と住民の協働による町づくりが求められていますが、滝上町ではこのように町民の皆さんによる奉仕活動が各所で行われており心強い限りです。
お盆が近づき故郷を離れている方々も先祖のお墓参りに多数訪れることでしょうが、整備された霊園を見て、心静かに先祖を敬うことができるものと思います。長寿クラブと寿の皆さん、除草作業大変お疲れさまでした。

ふるさとオーナー生産者の会 解散式

解散式で長屋町長が挨拶している写真「じゃがいも株主制度」など、オーナー制度の草分けである産地直送の取り組みをしてきた「ふるさとオーナー生産者の会」が活動の幕を閉じることになり、3戸の生産者による産直として新たに出直すことになる解散式が、7月14日ホテル渓谷で盛大に行われました。
滝上町では澱粉原料として生産されてきたジャガイモ「農林1号」がいまだに好んで食べられていますが、形がデコボコで一般には流通していません。
昭和58年(1983年)夏休みに本州の児童生徒600人と引率の大人がキャンプに来て、このジャガイモを食べ「こんなに美味しいジャガイモは、はじめて」と言ったことがきっかけとなり、見てくれよりも味で勝負と「じゃがいもの株主」になるオーナー制度が翌59年(1984年)スタートしました。単なる産直とは違うユニークなアイデアとしてマスコミに取り上げられ、初年は約5,000口が、2年目には11,000口に倍増しました。

生産者が農産物のオーナーに代わって生産管理を行い、生育状況を報告し消費者と直接触れ合いながら収穫することは、畑になっている「じゃがいも」が店に並べられている規格のそろったものばかりではないことを認識してもらうだけでも価値のあることだったと思います。
時代背景の変化や消費者ニーズの多様化で、会としての事業は26年の幕を閉じますが、オーナー制度の元祖として果たした役割は大いに評価されるものです。今後その精神を受け継ぐ3戸の生産者の産直に期待します。関係者の皆さんありがとうございました。

滝上町長 長屋 栄一

お問い合わせ

総務課 庶務係

〒099-5692

北海道紋別郡滝上町字滝ノ上市街地4条通2丁目1番地

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FAX:0158-29-3588

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