町長室へようこそ No.36
酪農学園大学と地域総合交流協定を結ぶ

交流会で谷山弘行学長は「最近は草食系男子、肉食系女子といわれるように大学でも女子学生のほうが積極的」との話を裏づけるように賑やかさは女子学生が勝っていました。が、出席していた受け入れ農家のご婦人方も決して引けはとっていないように見えました。女性が勝っているのは最近に限ったことではないとわたしは思うのですが・・・。
うたごえ喫茶 ともしび

後日世話人の一人である徳村杜紀子さんが来られ、ともしびのスタッフの方が滝上での雰囲気と盛り上がりに感心しきりだったこと、紋別や旭川からの参加者は滝上での開催を気に入ってくれたことなどを伺いました。次回に期待しています。
ふれあい広場・健康まつり

あいさつでも触れましたが、いま「無縁社会の闇」と呼ばれる高齢者の所在不明問題がクローズアップされています。経済発展で便利さや豊かさを享受している社会になったものの、都市部では高齢者に限らず、住んでいる家族自体が地域と希薄な人間関係にあることが表面化しました。地域とのつながりはおろか、肉親とのつながりさえ希薄化している社会、ゆがんだ社会があります。それぞれ事情があるにせよ、肉親・親の行方を捜しもしないことや年金をもらうために死亡届を出さないことなど常識では考えられない現実を知らされました。以前はやった東京砂漠という歌の中に「人はやさしさをどこに捨ててきたの」という一節がありますが、やさしさを捨てて、砂漠のように乾燥した人間関係になってしまっている一面があると思います。
一方田舎はというと、人口の減少によるさまざまな問題があるにせよ、昔からの人と人・地域とのつながりは根付いており、お互いに心配しあう温かさがあります。人の心の幸せや豊かさは地域に住む一人の人間として存在が認められ尊重されることによってはぐくまれ生き甲斐につながっていくと思います。
滝上町が目指している童話村の精神は、ふれあい広場・健康まつりの趣旨にあるように住民がともに手を携えていく町づくりを目指しているものなのです。
ようやく猛暑も一段落し、少し過ごしやすくなってきましたが、秋の気配はまだ先のようです。
滝上町長 長屋 栄一
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