ここから本文

町長室へようこそ No.52

ノブレス・オブリージュ

平成24年度は、新規採用が5名、北海道との人事交流による道職員1名の受け入れをしました。
新規採用職員には公務員としての心構えなどの研修が行われますが、私からの講話も行いました。そのなかの一つに「ノブレス・オブリージュ」という話しをしました。フランス語で直訳すると「地位ある者の義務」となりますが、かって国を治める国王の下で仕える貴族たちは公僕でした。
イギリスでは、第一次世界大戦で自ら志願した上流階層の貴族の子弟に戦死者が多くでました。一般的に財産・権力・社会的地位の保持には責任が伴い、貴族に自発的な無私の行動を促す社会の心理があるということです。
公務員は公僕と呼ばれ地位も報酬も保証されている。従って「公僕はいざという時に命を賭して国家と国民のために尽くす義務がある」という解釈からノブレス・オブリージュが公務員の心構えとして引用されていることを話しました。この言葉の意味をよくかみ締めて仕事に励んでもらいたいと期待するものです。

府県の芝桜視察

道外の芝ざくら公園を視察する長屋町長の写真4月17日から3日間、芝ざくらの面積が10指に入る栃木県・群馬県・埼玉県の芝ざくら公園6ヵ所を視察しました。初めての道外の芝ざくら視察で、観光協会の方々と一緒に回りました。
来年が芝ざくらまつりおよび観光協会の50年になることから、全国の芝ざくらを育てている関係者が一堂に会し、栽培にかかわる課題や花観光の取り組みなどについて意見交換を通じ連携を強め全国にアピールする「芝ざくら全国フォーラム」を元祖である滝上町で開催する計画です。
今回の目的は、参加案内のPRをするとともに、各公園の芝ざくらの状況や管理、祭りの運営を視察することです。
視察した所は芝ざくらを植え始めてから10年以下のところが多く、公共事業で出た残土を利用した公園、山を切り崩しての公園などに一気に植栽されています。土質や水はけの悪い影響が出ていたり、スギナなどの雑草や虫害に悩まされているとの話もありました。なかには積雪がなくマイナス20度になり2年で植え替える所もあり、入園者数は本町の何倍も多いものの、芝ざくらの管理にこれほど苦労するとはとの本音も聞かされました。
今回の視察を通じて滝上町の芝ざくらの地肌を覆う景観と白樺・山なみ・稜線の雪のコントラストは他にはない絶景であることをあらためて確信しました。訪問した所からは滝上町の芝ざくらが50年以上も続いていることに驚き、見に行きたいとの声が聞かれ、手ごたえを感じました。
来年の「芝ざくら全国フォーラム」を是非成功させたいと思っています。

滝上町長 長屋 栄一

お問い合わせ

総務課 庶務係

〒099-5692

北海道紋別郡滝上町字滝ノ上市街地4条通2丁目1番地

電話:0158-29-2111

FAX:0158-29-3588

本文ここまで

ページの先頭へ