町長室へようこそ No.77
夏季要望要望
6月・7月は道や国への要望活動があります。6月は西紋別地区総合開発期成会と高規格幹線道路旭川・紋別自動車道早期建設促進期成会、7月はオホーツク圏活性化期成会です。西紋別期成会の要望内容は、道路、治水、港湾漁港、農林業などハードが主ですが、管内期成会はこれらに交付税、医療、予防接種、介護保険など多岐に渡る改善項目が加わります。例年この時期の東京はうだるような暑さなのですが、今年はしのぎ易い天気で、議員会館、省庁回りとも順調にこなすことができました。
先だって行ったANA本社では、紋別東京直行便の通年化要請に対し、稲田室長からは平成25年度に目標となる搭乗者数47,000人(9か月で)を達成したことから、この秋以降直行便で通年運航すること、さらに昨年来要望していた搭乗者数向上のPRとして、機内誌「翼の王国」に遠紋地区の特集ページを組んでもらう企画は、この10月号に掲載予定であるとの朗報がありました。ANAグループの搭乗実績(2012年度)によると、国内線で月別の最多が8月の383万人、2番目が10月の357万人ですから、乗客の多い時期の機内誌に掲載して頂けるのはPR効果が大きいと思います。(ちなみに月間発行部数1位の「文芸春秋」は64万部)「翼の王国」を見て一人でも多くの皆さんがこの地域を訪れてくれることを期待したいものです。
衆参国会議員の方々にも要望書を渡し種々意見交換をしました。武部新代議士からは、
- 来年の消費税を上げるかどうかはこの4~6月の各種指標が判断材料になる。
- 北海道開発予算が当初予算で4%増えたのは特別だ(これまでは補正予算で対応)。
- 27年度は財政バランス重視の予算になる。
- 地域医療基金900億円の配分で、北海道は38億必要(要望)、最低でも17億、枠の確保に全力をあげる。
要望書にはありませんでしたが、滝上町から林業分野で林業加速化・再生基金事業が今年で切れるが、非常に使い勝手のいい事業なので是非3~5年の延長をお願いしたいとの要望に対し、他からも要望が多いのでしっかり取り組むとの意向がありました。27年度の国の財政バランス重視の影響はさっそく交付税算定試算に現れて、来年度は市に比べ人口の少ない町村ほど大幅な交付税の減少が見込まれます。
国の財政破たんを回避するためには消費税を29%に上げるべきとの過激な提言もあり、地方への風向きが変わってくることが予想されます。各課題の実現に向けてしっかり取り組んでいきます。
滝上町長 長屋 栄一
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