町長室へようこそ No.101
越知町訪問
今年10月から道の駅の運営業務を滝上町観光協会に委託したことから、すでに観光協会が運営している越知町の道の駅の物産販売を視察するため菅原観光協会長と商工観光課長、そして両町の職員研修1回目として病院事務長と建設課長の5名で11日から越知町を訪問してきました。
コスモス祭りの真最中で、週末には国道が長い渋滞になるほどの人出でがあり、仁淀川でとれるアユをはじめ、ツガニの汁やうどん・茶わん蒸し、土佐赤牛の串焼き、高知グルメグランプリをとった「汁なし坦々麺」など、種類が豊富でどれもおいしい味でした。祭り運営では、出店料は無料ですが、出店者は公園の1区画分のコスモスの植え付けから管理を義務付けられています。芝ざくらの管理とは違い、うらやましい感じがしました。

越知町には13名もの地域おこし協力隊員がいるそうですが、この春地域おこし協力隊を終えて古民家を改修し、民宿を始めた金原さんの所に泊まりました。市街から車を走らせ町はずれの沢伝いを上っていくと30分ほどで中腹にある5戸ほどの集落に着き、「縁」と名付けられた民宿がありました。金原さんは、ボートで仁淀川を下るラフティングのインストラクターでもあり、仁淀ブルーに魅せられ定住を決めたそうです。隠れ里のような谷の内での交流会には、以前に滝上町を訪問した方々も大勢みえられ懇親を深めました。朝2階から窓を開けると山裾がもやで霞み、聞こえてくるのは沢水の流れと鳥のさえずりだけ、都会人に人気があるのもうなずけます。
日本一の水質を誇る仁淀川で初めてラフティング(ゴムボートでの川下り)をしました。中学時代以来の川泳ぎと高さ3mからの飛び込み、南国とはいえ10月ですし、水面に突入する時はこのままダメかと思いましたが、救命胴衣を着けているので浮き上がり、仰向けになり数百メートル流れに任せてみました。 水面から見る風景はまた格別で、久々に原風景に触れ心身ともに癒されました。
今後一層両町の交流を深めていきたいと思います。
町内めぐりと記念植樹・植栽―ふるさと大同窓会参加者

翌日、うっすら色づいた渓谷遊歩道を歩き、初めて見る錦仙峡の各所のビュースポットで感嘆の声が聞かれ、渓谷が素晴らしい町の宝であることを印象付けました。公園でのエゾヤマザクラの記念植樹と芝ざくらの植栽は、後々参加者はもとより子や孫たちが訪れることにつながるとの小檜山会長のアドバイスがありました。
地元での大同窓会は参加者が125人と、会場が窮屈と感じた方もいらっしゃったと思いますが、喜んでいただけたと思います。次回は、大同窓会に合わせてふるさとへの提言や意見交換の時間を持ちたいと考えています。
滝上町長 長屋 栄一
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