町長室へようこそ No.115
児童交流 積極的な子どもたちと優しい子どもたち

交流会で、越知の児童たちの発表では、歌舞伎十八番の一つ、外郎売(ういろううり)の長い口上を、一人ひとりがパートを暗唱して披露したのには驚きました。(これは俳優や声優、アナウンサーの研修等で暗唱、発声練習や滑舌の練習に使われているそうです)。岡林校長いわく、子どもたちの挨拶はペーパーレス(紙を見ない)でするのを徹底しているとのことで、子どものうちからこのような話し方を身に着けさせる教育に感心しました。滝上の子どもたちからはクイズを織り交ぜた町の特産品の紹介を、優しく少し恥ずかしがり屋な面をのぞかせながら発表していましたが、大いに盛り上がり友情の輪を深めたウェルカムパーティでした。
児童交流が始まる前年に越知小学校の岡林校長が事前訪問で滝上町を訪れて以来、今年の来町で連続6年になります。この間滝上小学校は3人の校長が対応しましたので越知町の在任期間の長さが際立っています。一長一短あるでしょうが、高知県と北海道の教育委員会の考え方に違いがあるのでしょうか。越知町へは滝上町から毎年教諭が研修に行っており、有益との話も聞いております。物産交流・人的交流・児童交流と年々厚みを増している越知町との友好交流事業、両町にとってさらに発展向上していくよう期待するものです。
平成30年度予算審議
2月は新年度予算の査定がありますが、今年度は私にとって3期目の最終年、集大成の予算でもあります。「町民一人ひとりが幸せ感じる心豊かなまちづくり」を目標にそれぞれ公約をお示しし、さらには新たに生じた課題とも向き合いながら実現に向け町政を進めていますが、新年度は大きな事業に着手することから前年度より当初予算が増える予定です。しかし査定の過程では財源等を斟酌し、優先度の観点から先送りする事業もあり、いつも苦渋の判断をしなければならないのが本音です。2月14日、新年度実施する主要な施策を議会全員協議会に諮りました。議員各位から多くの質問意見等をいただきましたが、これを踏まえ3月の定例議会に新年度の施政方針とともに予算案を提案することになります。
インフルエンザがはやっています。高熱は出ないのが多いようですが予防に注意しましょう。
滝上町長 長屋 栄一
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