町長室へようこそ No.168
今年の干支 癸卯
穏やかな新年を迎えました。今年の干支、癸卯(みずのと・う)は今までの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍する年になる意味があるそうですから、期待をしたいと思います。
コロナも4年目を迎え、これまで感染予防あるいは感染と向き合ってこられた保健医療関係者や高齢者施設等の職員の方々に感謝申し上げます。ご苦労も多々あったものと思いますし、住民の皆さんもコロナ疲れがあるのではと思います。変異株とワクチンのおっかけっこの様相で、私も昨年12月に感染し、皆さまにご迷惑をかけましたが、インフルエンザも流行っており、平穏な生活環境を取り戻したいと願うばかりです。
大雪と停電
昨年12月23日から湿った雪が降り、3日間で1mにもなりました。除雪には相当ご苦労されたことと思います。道幅を広げてお正月を迎えようと27日から町道の排雪作業をおこないました。
12月の大雪で記憶にあるのは平成24年12月8日、土曜日に桜ケ丘スキー場の安全祈願祭を行ったのですが、20㎝もない雪だったので、「まとまった雪、降ってほしいね」と談笑していたのが、なんとその晩98㎝も降りました。翌日曜日、職員に非常招集をかけ、歩いて役場まで行ったことを思い出しました。今回も土日でしたが、職員には住民の安否確認や除雪などしてもらいました。隣の紋別、興部、雄武では長時間の停電になり、対応にご苦労されたと思います。弁当やおにぎりを滝上まで買いに来る姿も見られましたが、やはり災害に備えて準備しておくことが必要と思います。本町は短い停電で、生活に支障がなかったのは幸いでした。
ただ、芝ざくら滝上公園の上にあるテレビ中継所、携帯電話基地局、防災・消防・警察無線の中継所への電線に倒木があり、テレビや携帯に影響が出ないよう非常用発電機や臨時基地局の対応をしていただきました。人は住んでいなくてもこれらの施設は住民の安心安全を支える上で極めて重要ですから、災害に備えた準備をしておかなければならないと思います。
声を上げて笑うことが職場の空気を決める
1月6日の仕事始めは、職員への辞令交付の後、訓示をします。過去2年間は、庁内放送を通じておこないましたが、今年は3年振りに一堂に会して、最後となる訓示をしました。その中で、公務員向けの新聞の記事から引用し、管理職の醸し出す雰囲気が職場の空気を決めることから、時には声を上げて笑うことで、空気が変わり士気も上がることを話しました。パソコンとばかり向き合っていると会話がなくなり、沈んだ雰囲気になります。環境をつくるのは管理職の重要な責務なので、声をあげて笑い空気を変えてみるよう話しました。
時々大きな笑い声が町長室まで聞こえてくるのは、訓示の効果かとほくそ笑んでいます。
庁舎前に設置された携帯電話臨時基地局
滝上町長 長屋 栄一