展示室1-ハッカについて
ハッカについて
ハッカは最も古くから薬草として利用されていたシソ科の多年草。やや日陰の湿ったところを好んで育ちます。高さは20センチ~60センチくらいです。開花時期

滝上では8月から9月に淡紫色の花をつけます。
種類
ハッカは繁殖力が強く、育てやすいかわりに交雑しやすいため、多くの種類があります。 滝上で作られている品種には、「わせなみ」(昭和48年(1973年))、「さやかぜ」(昭和50年(1975年))、「ほくと」(昭和57年(1982年))などがあります。主な品種 | 特徴 |
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まんよう (ハッカ農林1号) |
晩生種で、耐寒性や耐病性が強いが疎植や多肥栽培すると倒伏しやすい |
すずかぜ (ハッカ農林2号) |
開花はまんようより1週間ほど早く、耐倒伏性がやや強く肥沃地向き、耐病性はやや弱い。採脳率が高い |
おおば (ハッカ農林4号) |
草丈は高く生育が極めて旺盛で葉も大きく、耐病性や耐冬性も強い。生草や取卸油の収量はまんように比べて多いが、収油率、採脳率が低い |
わせなみ | 中脳分・やや低質 |
さやかぜ | 高脳分・良質 |
ほくと | やや低脳分・ やや良質 |
和種と洋種の違い
日本ハッカが他の洋種ハッカと大きく異なるのは主成分です。日本ハッカの主成分はメントールで、消化・強壮・消毒などの効果があります。 また脳分が洋種ハッカよりも高いのが特徴的で、精油の香味を主とするペパーミント種やスペアミント種に対して日本ハッカはハッカ脳の採取を主とするために、乾燥時間などがそれぞれ違います。お問い合わせ
まちづくり推進課 商工観光係
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